金赤について
のぼりでよくつかわれる色のダントツ一番は「金赤」
<由来>
もともとの金赤の色名は江戸時代より七宝焼や江戸切子のガラス工芸で[赤]の発色に[金(金粉)]を使用したため、金赤と呼ばれています。
<具体的な金赤とは>
金赤とは”M100%+Y100%”の掛け合わせで表現される色です。一般的には多くの方が絵具などでみる赤色より黄色味の強い朱色っぽい赤になります。
DICの特色指定でいくと、DIC156、157、158あたりで、弊社でもDIC156と指定されるお客さんが多いです。
よく「”金赤”DICで何色なんですか?」ときかれますが、これはどちらかというと好みの問題でもあります。
仮にM100%Y100%を金赤と定義すると、DICさんのHPの色検索を使ってみると。。。こんな感じになります。
http://www.dic.co.jp/color/search.html
DIC156=M100+Y94%
DIC157=M100+Y95%
DIC158=M95+Y95%
ということで、DIC帳を見比べると結構色が違って見えても、配合からするとそんなに大きな違いはありません。
そして、金赤だけに限っては特色指定で”金赤”と指定していただく場合も多いです。その為、弊社では自社で調合した”自社金”を作っています。
DIC156では明るく、色が薄く感じられるお客さんも多いため、一般的な金赤より黄色味を少し抑えた、赤味の強い金赤になっています。
なので、色指定に迷っていたら、”金赤”とご指定いただいてもかまいません。
また、金赤の色にシビアなお客様や独自の赤にこだわられるお客様には特色での配合ももちろんいたしますので、色見本と合わせてご指定いただければ、調整いたします。
いろいろなお客さんからこの自社の金赤はいい発色だねといわれることも多く、評価をいただいたときはうれしくなります。
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