手作りTシャツを作ってみたら楽しかったよwithパクチーハウス佐谷さん

手作りTシャツを作ってみたら楽しかったよwithパクチーハウス佐谷さん


パクチーハウスのオーナー佐谷さんがNHKのスタジオパークで石原さとみさんにパクチー料理を教えるということで、オリジナルTシャツを作りたいと相談をうけました。

3枚つくるのにシルク印刷して版代がかかるし、納期もインクジェットでも間に合わないよねって話になり、みんなで設備を共有すればいいよねってことで、Tしゃつくんを導入して早速作ってみましたよ。

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本業はのぼり旗をシルクスクリーン印刷でつくっています。Tシャツも同じ原理です。

今までは子供のTシャツとかは厚紙をきって、アクリル絵の具でステンシルみたいに叩いてつくっていました。

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念願のTシャツくん購入

太陽精機のTシャツくんって商品がありまして、いわゆるプリントゴッコの変化版です。

スクリーンのアミと枠と、版をつくる感光機がセットになっています。

太陽精機のTシャツくん

Tシャツプリントは 太陽精機におまかせ

佐谷さんと深夜のTシャツ作り

早速届いたので、金曜日の深夜に陸前高田から戻ってきた佐谷さんと初めてのTシャツ作りスタートです。

これから作りたい人もいると思うので、参考までに。

1,まずは原稿を用意します。

手書きでもプリントアウトでも構いません。一色につき一版ひつようなので、原稿は全て黒でつくります。

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2,原稿にスプレーのりを吹いて型にセット。

スプレーをした原稿を用意した版に裏返してぴったり貼ります。

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3,感光機にセットします。

専用のスポンジを使って原稿と版を感光機にセットして感光スタートします。手書きだと1分くらい。プリンターだと2分くらいまちますね。

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4,製版完成

2分待ったら製版完成です。この先も製版が感光してしまうので、早く次の工程へ進みます。この段階では原稿を外してもなんの絵柄もでてこないので、すごく不安になりますが、大丈夫でした。

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5,型を水で洗い刷毛でこすります。

感光済みの型を水のついた刷毛で濡らすと柄が出てきます。そしてその型をさらに水をつけてこすり続けると、色をつけたい部分が抜けて色が通る部分ができてきます。いまでいうと、葉っぱの部分は色が抜けるように網目じょうになります。

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6,あとはヘラでプリントするのみ

あとは専用のクランプを使って手摺りで色を載せていきます。

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やはり人は習熟するようで、版をつくるのもプリントするのも枚数を重ねるごとにスムーズかつ仕上がりもよくなっていきます。

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こうやってこすれば、透けている部分だけ色がつきます。このあたりはプリントゴッコと全く同じです。

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7,完成

あとは色数分乾かしながら作れば完成です。

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そしてTV出演

ということで、完成したTシャツはめでたくテレビデビューをしましたよ。

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設備をシェアする試み

ずっと製造業としては気になっている取り組みでFabLabというものがあります。

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これは3次元プロッターなどの工作機械を1社で持つのではなく、だれでも使えるようにシェアする試みです。個人の人でもアイデアがあれば、ココをとおして工作機械を借りて商品化への第一歩の試作などを作ることができます。こういうシェアの考え方がこれから設備投資を行う製造業も必要なのかなと思っています。

なので、今回のTシャツくんも一人では持てあますので、みんなでシェアする予定です。
佐谷さんと相談してまた後日ブログかきますが、オリジナルTシャツを自分で作りたいという人はせっかくなので、コワーキングスペースにドロップインしてもらい、自由にお使いください。

ちなみにのぼりも同じ原理です。

そうそう本業の印刷も全く同じ原理です。ただ全てのサイズが大きいだけ。

型もサイズそのままの大きさです。

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色も使う量が多いです。

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色をのせるヘラもスキージと名を変え長いです。

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もちろん機械ものぼりのサイズ×色数分長さがあります。

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うん。Tシャツプリントも奥深い。

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