情熱大陸の安藤美冬さんのノマドワーク特集の反応がtwitterとfacebookであまりにも違いすぎて興味深い。
情熱大陸の特集が安藤美冬さんのノマドワークについて放送されました。内容的にチャレンジングな内容だったのですが、ノマドワーカーでくくるより、多様な働き方のくくりの方がすっきりできたのではないかなと思いました。
番組後のtwitterの反応とfacebookの反応があまりにも違い、同じ番組でも見る人が違えばこうも反応が違うのかとても興味深かったです。
<番組予告>
情熱大陸番組HPより
「営業ナシでビジネスを成功させる秘訣とは?」現代の新しいスタイル“ノマドワーカー”の挑戦に密着!
「ノマドワーカー」という働き方をご存知だろうか。働く場所を限定せず、パソコンや携帯端末を片手に『ノマド=(遊牧民)』のように街中のカフェや無線LANを完備したスペースを渡り歩いて仕事をこなす人たちのことをそう呼ぶ。安藤美冬は2年前に大手出版社を辞め、ノマドワーカーになった。営業はしたくない。スーツを着たくない。ツイッターやブログで自らの働き方、やりたいことを発信するうちに、人々はなぜか彼女に魅了されていく。「仕事を下さいと言ったらその時点で上下関係が生まれるから(言わない)」と言い切る安藤。でも何故か彼女に仕事を依頼したくなる、その魅力とは一体何なのだろうか?
安藤さんのブログMoving spree!
想定通りにtwitter_#jyounetsuが熱くなる
多くの人が熱くなったポイントはいくつかあって、これって今 ”ノマド” や”コワーキング”に対して思われているイメージと重なる部分が多いと思いますし、編集上わかりやすく、フリーランスになったバックグラウンドを説明してあったんですが、そこが気になる方が多かったようですね。
- 大企業から飛び出して自由になりたいからフリーランスになる
- フリーランスになるのは、流されない働き方をしたいから
- 海外を回って戻る→大企業に就職→うつになる→全ては自分の責任だと気付き辞表を提出
- カフェにはいるなり無線LANを確認しておもむろにPCを開く
- twitterでつぶやけば仕事が続々入ってくる
たしかにちょっと挑発的なポイントは抑えてあるので、ある程度は予想できる内容でしたが、このハッシュタグtwitter_#jyounetsuはなかなか興味深いものがあります。
そしてtwitterとFacebookの反応の違いがすごい
Facebook_情熱大陸 とtwitter_#jyounetsu の違いが明らかに反応が違って面白いです。
Facebookは前向きに捉えて肯定派が圧倒的に多くて、twitterは比較的反対派が多いです。
この違いは実名/匿名などいろいろな要素があると思いますが、とても興味深いです。
番組で自分なりに刺さった素敵なポイント
でも内容的にその過激でロジカルな気になる点を除けばスバラシイポイントがいくつもありました。
- ナンバーワンではなくオンリーワンになるために引っかかるキーワードを探す
→ネットで埋もれてしまうので、差別化できるキーワード訴求が大切なのはたしかに納得です。 - ギャラにはこだわらないが、無料のイベントはしない
→キャンセルが増えて真剣さがへる事と、参加者の意識が低くなる。値段が高いものがいいわけではないですが、高いイベントにはそれなりの価値を求めて真剣な参加者の人があつまるのは間違いないですよね。 - なにも決まらないけどなんとなくやる仕事は超会社員的発想
→大企業とのプロジェクトなどでありがちですね。みんなが集まって会議をすること自体に意義を持ってしまうことは多々有ります。時間の無駄でもあるし、なによりアクティブな気持ちが下がってしまいます。 - フリーランスになることはすべて自分に責任がかかってくる
→フリーランスはお気楽自由なんてことは絶対にありません。もちろん会社員の人も責任はかかってきますが、だめになる時の保険は全くない分しんどいと思います。
自分的まとめ
岡本太郎さんの自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)は書店で見かけてずっと気になっていたんですが、これを気に読んでみようと思います。
個人的にはとても面白かったですが、ノマドワーカー=フリーランス。コワーキング=フリーランスが多いなど言葉に対するイメージがどんどん固定化される傾向があるので、本来多様性をもって働くための単なる手段だってことを忘れないようにしようと思いました。
時代や社会に埋もれるな!という事だと思います。ざくっと所感ですけど。
私も半分くらい観ました。
よくまとめてあり参考になりました。
ありがとうございます。
自己発信できなければ、これからは生き残れませんから
こういう人物に注目が集まるのでしょうね。
私も会社員ですが、「いかにも会社員的な発想でイヤ」
というあたりは上司に気づいてもらいたいところです。
ありがとうございます。会社員的発想って上司になればなるほど身につくスキル(笑)ですね。ちょっとだけ経営層の考えに近くなると保守的になってしまったり、事なかれ主義になってしまったり。どんな組織にいても発信を続けていけば魅力的で面白い人が周りに集まってくるきがしています。
最近の「情熱大陸」では、久しぶりに共感できる内容でした。
自分が、組織の枠内を超えることができないもどかしさから、「羨ましい」という漠然とした思いで見でいましたが、「全ては自分の責任」という彼女の意思が見えてくると、今の自分を反省しつつ、自分に置き換えたらどうだろう・・・等と真剣に考えながら見入ってしまいました。
今日から、自分の行動を少しだけ変えてみようと思います。
フリーランスはどうしてもすべての責任もかぶってくるので、チャレンジしやすいようで、チャレンジできる幅がどうしても小さくなってしまいます。最近思うのは会社員であれば逆の発想で「何かあっても会社が責任をとってくれるからチャレンジしてみよう」という社内的チャレンジしてみるのもいいなって思います。うちの会社はあまり大きくないので、中途半端でなんともですが、一人ノマド営業所してみるくらいのチャレンジを続けています。
たとえば、会社のごみを集める仕事、伝票を書く仕事、切れた電球を取り換える仕事、どんな些細な仕事でも最終的に社会の役に立っている、社会的に責任を果たしている仕事だと思います。でも先日の放送で、はたして彼女の活動は社会的に責任を果たしている仕事だろうか。自己満足のために自分で需要的なものを作り出し、ただそれにお金が付いてくるから「仕事」と言っているだけのような気がしました。
どんな仕事でも社会的に役に立っていることで、その時間に対しての対価を受け取っているという意味で、やはりどれだけノマドワーカーが増えても、結局は一人の雇用という面もあるので、ノマドだけで終わるのではなく、そこから会社になっていく視点は必ず持っていないといけない気もしますね。
具体的で理解しやすい内容でした。
自分にはない部分を貪欲に吸収してゆきたいです。
ありがとうございます。
Yagi's Note でリブログ and commented:
私も会社的な発想がいやになることはありますが、ここまで割り切って仕事することはできませんでした。