[Book]いしたにまさき @masakiishitani さんの「あたらしい書斎」を読んでこれからの書斎について考えました
いしたにまさきさんの”あたらしい書斎”をよみました。
いい意味で予想を裏切られた本でした。
僕自身が2年半前に東京でノマド営業所を始めることにして、自宅の中に仕事場を作ったときを思い出しつつ、あれから2年半で電子書籍の登場や外出時のノマドワーキング環境の変化にともなって、書斎の方向性ももう一度見なおしてもいいなと思える内容でした。
さすが、みたいもんの石谷さんらしく、リアル本棚の書斎と開かれた書斎としての考え方などクラウドに偏らず、リアルとクラウドのバランスの取り方や考え方はとても面白くイッキ読みしてしまい、二回読んでしまったくらいです。
リアル書斎でもIKEAの家具を使った1畳書斎などの作り方なども多いので、自宅でも作業できるスペースが作りたい人にオススメの一冊です。
あたらしい書斎はインスピレーションの元
自分の趣味の一つに”人の家やカフェの本棚をみる”というのがあります。本はとてもかさばるので、保存されている本には必ずその人なりの理由なり、個性が見えるからです。この本の中でもモレスキナリーの中牟田さんの話の中でもオフィス訪問したときに、その会社の本棚を見て、その会社の美意識や考え方を見るという一節があります。買う本のたいていは二度目を読むことも無く本棚に埋まることも多いですが、本棚に並べておく=その本を見るだけで自分の中にあるアイデンティティーを呼び起こすには十分なキッカケになります。
紙で残っていく本とデジタル保存されていく本
書籍を自炊して電子書籍のようにPCに保存してiPadに入れて持ち歩くことができたり、クラウドでいつでも参照できたりと、iPadとドキュメントスキャナーはここ数年で劇的に進化しています。小飼さんも予想外の進歩だと書いてあるとおり、今後現物の本として取っておくものとデータとして参照しやすくしておくものの区別は考えていきたいなと思いました。
いしたにさん流の狩った書籍を自炊するか本棚に保存するかのフローは僕ももう一度整頓してみたいと思わせるには十分な説得力が有りました。
ちなみに本棚から書籍が落ちないように本の前面部分に貼るとずり落ちにくくなる”落下抑制テープ”初めて知りました。うちも壁際がすべて本なので使ってみようと思いました。
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開かれた書斎としてのブログ
今までの書斎が自分のためだけの物だったものが新しい書斎ができてくるとこによって、さらには他人に対しての 開かれた書斎 としてブログの提案が載っています。本を読むことは自分の知識を広めていくことですが、今であれば書評を買いたり、作者の人とtwitterなどでつながることもできるようになりました。いろんなSNSがあっても、一番自分の考えをきちんと伝え長期保存に向いているのはやはりブログだという所はすごくなっとくが行きました。
いままでブログを各理由はいろいろな言い方があったと思いますが、今のところ自分の中では開かれた書斎というのが一番しっくり来ました。
ノマドワーカーのための外の書斎
ノマドワークする際の外で働く場所についてもいろいろ提案があります。僕自身は経堂のPAXCOWORKINGCoworkingを外の書斎として使っていてコワーキングスペースを利用したことのない人にも分かりやすくなっていました。
リブライズでみる人の本棚の面白さ
PAX Coworkingの地藏(ちくら)さんと下北オープンソースカフェのマスター河村さんが作ったリブライズというサービスがあるのですが、これはリアルな書斎をWEB上で覗けてしまえ、しかもその場所に行けばリアルな本を借りることができるサービスです。
リブライズが面白い理由こそまさにこの本にも書いてあるように、保存してある本はその場所なり人の本質がでるという事だと思います。
技術系が多かったり、自己啓発系が多かったり、自分がその場所や人と合うかどうかを決めるキッカケの一つにも書斎はなれるとおもうんですよね。
夢の書斎とこれからの新しい書斎。
本と書類であふれた仕事場をもう一度きちんと整理整頓しようと思いました。
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