RISO STUDIO日本橋で自分でシルク印刷をしよう。Etsy ✕ RISO デジタルスクリーンワークショップが楽しかった

RISO STUDIO日本橋で自分でシルク印刷をしよう。Etsy ✕ RISO デジタルスクリーンワークショップが楽しかった


自分でシルク印刷でものづくりができる場所RISO Studio

EtsyとRISOさんがやっているプリントワークショップに行ってきました。
前から気になっていたけどやっとタイミングあいました。

RISOさんのGoccoPRO100はいろんな展示会でみたりしていたけど展示会で見るのと自分が体験するのでは全く感動が違いますね。
卓上で小さいといっても軽い車が買えるくらい。
個人では到底シルク印刷なんてできません。
でも実はこの RISO Studioは個人でも簡単にシルクスクリーン印刷をする設備を借りたいもできる素敵な場所でした。

Etsy × RISO デジタルスクリーンプリント ワークショップ

データを作ろう

まずは何よりデータ作りです。今回は小さいトートバックなので70mm✕99mmのはがきサイズで作ります。
イラレで簡単にトンボをつけます。

シルク印刷は細い線はでないこともあるかと思ってフェルトペンで子どもが絵を書きましたが、GoccoPRo100は思っていたより細い線も綺麗にでそうだったので、普通のボールペンでも行けそうな感じでした。ただ印刷するものの目の粗さによっては潰れてしまうこともあるかもしれません。
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それをScanSnapします。600dpiのエクセレントでなくても通常なら200dpiもあれば十分です。シルク印刷なのでグレースケールで読み込みます。
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RISO Studio日本橋でワークショップ開始

RisoStudioさんは毎月1回くらいのペースでワークショップを開催していたり、店頭で製版のサービスや印刷の依頼も頼めるシルクスクリーンの店頭サービスショップです。こんなにサービスが充実してるなんて知りませんでした。

RISO STUDIO日本橋店

店内にはシルクスクリーン印刷のサンプルから、いろんなインクが並んでいます。
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データから製版の前の準備を

データを持ち込むとまずはそれをチェックしてくれます。
ちょっと画像の周りにムラがあったりしたのでコントラストを上げてくれて完成させてくれました。
データ形式はjpegでもepsでもいいみたいです。

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GoccoPro100で製版フィルムを出力

もう普通のプリンター感覚ですぐ製版ができます。
A4サイズなら100秒ちょい。
今までみたいに乳剤を塗布して固着させて製版して洗い流すなんて必要ありません。
これすごい便利です。(ちなみに120万くらいらしいです。。。)
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ちなみにメッシュは目の粗い生地用の70メッシュ/Tシャツ用など幅広く使える120メッシュ/溶剤系のインクを使うときなどは200メッシュと三種類あって、今回は定番の120メッシュを使いました。詳細はこちら。
RISO製版サービス
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フィルムを貼って枠をはって製版をします

フィルムが出てきたらそれを製版します。一番大きい版は手ぬぐいなどをプリントするみたいです。

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出てきたフィルムを型枠にはります。両面テープで仮留めなのであまり神経質でなくてもOKです。
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枠のなかにはめます。周りを大きいクリップで止めればパンパンにはれて完成します。
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すごい簡単。
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さぁシルクスクリーン印刷をしよう

シルクスクリーン印刷に使うインクはベースのバインダーにより三種類に分けられます。日本ではTシャツなどでは普通は水性インクが使われます。生地に染み込むので風合いもいいです。

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  • 水性インク・・・Tシャツなどに染みこんで風合いがいいインク
  • ラバーインク・・・インクの粘度が高く厚手のものなどにしっかりのるインク
  • 溶剤インク・・・アメリカでは主流の染み込まずに上にのるタイプのインク

今回青に白で印刷したほうは濃色なので白をきっちり出すためには水性でなくラバーインクを使い、白地に印刷した方は水性インクを使いました。

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とりあえず試し刷りができるので初めてでも安心です。

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お店の人がすごく優しく教えてくれるので不安は一切ありませんでした。
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さぁ本番です。
青いバックのほうは白インクで雪を表現するようなので、ラバーインクで表面に白をくっきりのせます。
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この段階で位置合わせをしっかりとします。前後と縦横を見ます。

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心配だったので確認をしながら二度刷りをしました。バッチリです。

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ドライヤーで仮乾燥しました。おおっばっちりそう。

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最後に乾燥して完成です

最後に熱をかけることで洗濯堅ろう度が強くなるので、この工程が重要です。

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この乾燥プレス機は超熱いので慎重に

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完成!!春の暖かい日なのになぜか雪のバック。まぁいいでしょう。

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もう一人は生成りのバックに水性の蛍光インクで花がらに。

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他の人の作品も気になります。生成りに金色の溶剤インクも面白そうです。

ここで作ってそのままEtsyで販売するそうです。もう製品感がバッチリですね。

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制約があるからこそシルク印刷ってデジタルと違う面白さがあります。

今回デザインをする時に、子どもたちは「なんで1色しか使えないのか?」「4色くらいつかいたい」とデジタル・ネイティブなことを行っていたんですが、よく考えれば何でもデジタルでフルカラーが当たり前の中で1色でデザインを表現することにあんまり慣れていないんだろうなと思いました。

でも実際にものをみて、印刷工程が分かって、自分の手で印刷をする楽しさはやっぱりいいなと思います。

顔料インクのインクジェットでは出せないインクの厚みとか表現力もやっぱりシルク印刷特有の表現だと思いました。

仕事でものぼり旗をシルク印刷とデジタルインクジェット染色をしていますが、それぞれの特徴を活かしていくのがいいなと思いました。

ものづくり好きな人むけにスペース貸しもあるみたいですよ

ワークショップに参加して使い方が分かった人には製版代3000円(1版)+500円(1時間)でスペースを借りて作業することもできるらしいです。他には印刷するTシャツやインクは持ち込みでもいいし、お店で買ったりしてもいいみたいです。

イベントの時などにはあえて頼むのではなく自分達でつくるのも面白いかなと思いました。こちらは完全予約制のようなので、まずはワークショップに参加するのがいいんじゃないかなと思いました。

やっぱり印刷って面白いです。

ワークスペース貸しの詳細

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