決算書から妄想してニヤニヤ出来るようになるのは最高の趣味かもしれない【書評】MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣
勉強ではなく楽しく読む
子どもの頃って宿題が本当に嫌で嫌でやらないことも多かったけど、最近なぜか中学受験の算数の本を解くのが楽しくなっています。昔は義務でいやだったものが強制されるでなく、好奇心から始めると面白くなることって多いですよね。
この本はまさにそういう本じゃないかなと思って一気に読み切るくらい面白かったです。
決算書についての本はこれまでも色々呼んだり勉強したりしてたけど、だいたいつまらなくて、苦行みたいな気持ちがずっとありました。会社の決算書は税理士さんに任せてて全体の数字や自分なりの癖でみてしまいます。社会人になると、いろいろなシチュエーションで会社の決算書を見ることがふえます。営業ではお客さんの与信限度を決めるためにみたり、競合の会社が気になったり。
決算書を読んで妄想する楽しさ
この本を読んで思ったのは、「興味を持った会社やサービスのビジネスモデルを決算書から妄想するのはすごく楽しい趣味なんじゃないかと思いました。もちろん仕事の人は別でしょうが、IT系サービスが今までの会計基準だと理解できない投資やサービス展開をすることがどんどん増えてくると、フリーミアムを含めて、そのサービスを使っていいのか?安定的に続くのか?などちょっとだけ決算書みてその目的やビジネスモデルを想像するだけでもかなりワクワクします。
起業ブームなんて言葉もありますが、起業しなくてもリスクを取ることもなく起業した気分になれるし、amazonの社長になった気分で決算書をみるなんて何のリスクもないのに想像でニヤニヤすることもできます。
この辺は宝くじがあたりもしないけど当たった未来を想像するのと同じです。
そういう側面から決算書の読み方を教えてくれる本ってありそうでなかったので、amazonの評価も真っ二つで興味深いです。これまでの決算書の読み方本を期待すると肩透かしだろうし、僕みたいにこういうのを待っていたという人には何度も読み返したく成る本になると思います。
とにかく社会人になりたての人から、マネージャー、経営者まで幅広く読めるいい本だなとおもいました。
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